裁断機は不要!自炊するならカッター一本!

お手頃なタブレット端末が増えて、そろそろ自宅の本を電子書籍化してみようかな…と思っている奥様いませんか?
その時に、なんといってもネックになるのが裁断機の置き場所!
大きいし重いし危ないし…狭い我が家のどこに置くのよ!?って思いますよねー。

iPad愛用の我が家も、購入した本はすぐに自炊して電子書籍で読む派。
自炊時の裁断はカッターナイフ一本でササッとやってしまいます。
大きな裁断機、いりませんよ~。

用意するもの

カッターナイフ しっかり握ることの出来る大きいものがオススメ
カッターマット グリッド付きのものが便利
30cm定規

裁断したい本 今回は140ページ程度の雑誌にしました

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この本は夫ではなく私の趣味です。

やり方

1.表紙を外す

まず、表紙を外します。

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左側が表紙です。ささ、ググっと!

中身をグッと押さえ表紙を横に引っ張れば、簡単に外れます。
表紙に裏紙が貼りあわせてあるタイプの本(ハードカバーに多い)は、カッターで裏紙に軽く切り込みを入れておくとキレイに剥がれます。

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キレイに剥がれました。

反対側からも引っ張って、完全に外してしまいます。

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表紙と中身が分かれました。

2.中身をおおまかに分解する

次は中身をおおまかに切り離して分解します。
カッターの刃をページとページの間にグッと差し込み切り離します。

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隙間に垂直に刃を入れるのがポイント。

紙質にもよりますが、私はだいたい20-30ページ位を目安にしてます。

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これぐらいずつかなー。

切り離しました。
右端はまだしっかり糊でくっついています。

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まだ完全にはバラバラにはなっていません。

3.中身をバラバラにする

各ページを完全に切り離します。
先ほどおおまかに分解した中身の、綴じてある側(糊付けしてある方)を5mm程度切り落とします。

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カッターマットのグリッドのラインに端を合わせるとずれません。

定規にしっかり体重をかけることと、何度か刃を通し一番下のページが完全にカット出来るまで定規を離さないことが、キレイに切り落とすコツです。

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切り離しました。

この時、ページがすべてきっちりバラバラになっているかチェックしておくと、スキャン時の読み込みミスが防げます。

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広げてくっつきがないかをチェック。

4.表紙を解体する

残っている表紙も分けてしまいましょう。

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ズバッと!

この時、背表紙は表紙の片方どちらかにくっつけたままにしておくとスキャンしやすいです。

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私は表表紙にくっつけておく派。

完成

裁断終了しました。

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あとはスキャンするだけ。

所要時間

私の場合、裁断にかかる時間は本の厚さにもよりますが1冊当たり大体5分以内です。
このあとスキャンしてページ抜けがないかをチェックしiPadに移す時間を入れてもトータル15分程度ですね。

もし裁断機を使うなら?

実は、裁断機を使用する場合も基本的に手順は同じ。
裁断機でも一度に本の端を切り落とすのは大変なので、実際は「3.中身をバラバラにする」のところだけ裁断機を使用し、それまでの解体作業は必要です。
一度に端をまとめて切り落とせるような裁断機もないことはないですが、それこそ大型で置き場所が大変。
カッターナイフで済ませてしまえば収納にも困らないし安上がりです。

まとめ

私はこの方法で、雑誌、文庫本、ハードカバー、厚さ5cm以上の夫の技術書まで全部裁断しました。
厚い本ほど多少時間はかかりますが、手順は一緒です。
力もいらないので、か弱い奥様でも大丈夫。

その辺に要らない本、ありませんか?
裁断機購入を検討中なら、ぜひ試してみてくださいませ。簡単ですよー!

ではでは、私は日の当たる窓辺で温かいお茶を飲みながらのんびり読みまーす。

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ミルクティー最高!